こんにちは,「泳ぐ課長の水中戦略課」です。
大会当日はこれまで積み重ねてきた練習の成果を出す大切な日ですが,食事や体調管理を誤ると,思わぬコンディション不良で実力を発揮できないこともあります。
私自身,マスターズ大会を重ねる中で,当日の食事内容やアップのタイミング次第で体が動かず悔しい思いをした経験がありました。逆にうまく調整できたときには,少ない練習時間でもベストに近いタイムで泳げたこともあります。
今回は,大会当日を万全のコンディションで迎えるために心がけたい食事やウォーミングアップ,リカバリーのポイントをまとめました。
レースで100%の力を出すために,ぜひ参考にしてください。
目次
当日の食事のポイント
大会当日の食事は,普段の練習以上にコンディションに直結します。特に短距離自由形では爆発的な動きが求められるため,胃腸に負担をかけずエネルギーに変わりやすい食事を意識しましょう。
朝食
- 試合開始の3〜4時間前までに,消化の良い炭水化物中心のメニューを摂るのがおすすめです。
- おにぎりやパン,バナナなどが手軽でエネルギー補給に向いています。
- 揚げ物や脂っこいものは消化に時間がかかり,体が重くなる原因になるため避けましょう。
レース直前の補食
- ウォーミングアップ後やレース1時間前までに,エネルギーゼリーやスポーツドリンクなどで軽く補給するのがおすすめです。
- 胃に食べ物が残っていると泳ぎに影響するため,レース30分前を切ったら固形物は控えたほうが無難です。
水分補給
- 朝からこまめに水分補給を心がけ,レース直前もスポーツドリンクなどで適度に電解質を補給しましょう。
- 一度に大量に飲むのではなく,少しずつこまめに摂取するのがポイントです。
コンディション調整のポイント
当日は早めに会場入りして,落ち着いて行動できるスケジュールを組むのがおすすめです。焦りや緊張を和らげるだけでなく,アップや準備も余裕を持って行えます。
会場入り後の流れ
- 会場到着後はまず受付を済ませ,プール環境(スタート台・壁・ターンの感触など)を確認します。
- トイレの場所や招集所の位置なども把握しておくと安心です。
ウォーミングアップ
- アップは試合開始の1〜1.5時間前を目安に行うと,体を起こしてからレースまでの時間にちょうど良い緊張感を保てます。
- マスターズの場合は300〜600mを目安に,イージースイムやドリルで体を温めた後,25〜50mのダッシュを1〜2本入れて心拍を上げておくのがおすすめです。
待機中の体温管理
- 会場によっては冷房が効いていて体が冷えやすいため,タオルやTシャツで体温を保つようにしましょう。
- 体が冷えると筋肉が固まりやすく,スタートや泳ぎ出しで動きにくくなることがあります。
リカバリーと反省の大切さ
レースが終わったら結果に一喜一憂して終わるのではなく,次の挑戦に繋げるために振り返りを行いましょう。
レース後のクールダウン
- レース後は100〜200m程度のイージースイムでクールダウンし,乳酸を流して体の回復を促しましょう。
- クールダウンを怠ると疲労が長引き,次の練習や日常生活に支障が出やすくなります。
振り返りとメモ
- レース直後の記憶が鮮明なうちに,ラップタイムや感じたことをスマホのメモやノートに残すのがおすすめです。
- 後から冷静に見返すことで,課題や改善点が明確になり,次の練習の方向性を考えやすくなります。
まとめ
大会当日の食事やコンディション調整は,練習してきた成果を100%発揮するために欠かせない要素です。
レース当日は焦らず落ち着いて行動し,適切なタイミングで食事やアップを行うことで,体をベストな状態に整えられます。レース後もしっかりクールダウンと振り返りを行うことで,次の目標に繋がります。
今回の記事が,大会当日を安心して迎えるための参考になれば嬉しいです。
これからも「泳ぐ課長の水中戦略課」では,短距離自由形でタイムアップを目指す方に役立つ情報を発信していきます!
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