こんにちは,「泳ぐ課長の水中戦略課」です。
マスターズ大会では,50mと100m自由形の両方に出場する方も多いと思いますが,「同じような泳ぎ方で展開がうまくいかない…」と感じたことはないでしょうか?
この記事では,それぞれの種目の特性とレース展開の違い,そして練習で意識すべきポイントを,私自身の経験(50m:27.56/100m:59.95)を踏まえて解説します。
目次
50m自由形の特徴
- スタート〜浮き上がりがレースを大きく左右する
- ほぼ全力で最後まで押し切るスプリント種目
- 呼吸を極力減らすことで姿勢を崩さず,スピードを維持しやすくなる
- 意識すべきは「爆発力」と「ストロークテンポ」
私もレースでは 1〜2回呼吸で押し切る展開を意識しています。(本当は無呼吸でいきたい・・・)
浮き上がり,スタートの出遅れが命取りになるのがこの種目です。
100m自由形の特徴
- 前半の勢いと後半の粘りが求められる
- ペース配分を誤ると後半で急激に失速するリスク
- 呼吸やストロークリズムを安定させることが重要
- ターン技術と,ターン後の加速がタイムに直結する
私は前半28秒台で入り,後半も31秒前後を保つ展開を目指しています。スタートとターン後のドルフィンキックで加速し,前半で力みすぎないようにすることが重要です。
種目ごとの練習ポイント(具体メニュー例)
種目 | 練習の焦点 | 練習メニュー例 | 意識すべきポイント |
---|---|---|---|
50m自由形 | スタート,加速,全力スプリント | 25m×6本スプリント @2’00 15mダッシュ×6本 スタート練習込み | ストロークテンポ,ドルフィンのキレ,無呼吸維持 |
100m自由形 | ペース管理,呼吸リズム,ターン後加速 | 50m×3本ディセンディング(例:33→30秒) 25m×4本 EN2テンポ練習 ターン後15mドルフィン×4本 | リズム安定,呼吸位置固定,フォーム再現性の維持 |
※ウォームアップ・ダウンを含めて1回あたり60〜90分の中で実施可能な内容を想定しています。
まとめ
50mと100m自由形は,同じ「自由形」でも展開・呼吸・ターンの考え方が全く異なる種目です。
- 50mは「爆発力」×「無呼吸の持続」
- 100mは「ペース配分」×「呼吸とリズムの安定」
それぞれに合った練習を通じて,「50mで一瞬の爆発力」,「100mで安定した持久スピード」の両立を目指しましょう。
今後も私自身の練習やレース結果を通じて,両種目を磨いていきます!
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