こんにちは,「泳ぐ課長の水中戦略課」です。
マスターズ大会に向けて練習をしていると,ふとこんな疑問が湧いてきませんか?
「1回1500〜2000mって…実は少ないんじゃない?」
「上級者って,もっとガンガン距離を泳いでるのでは?」
実際,水泳雑誌やネット記事では「上級者=1回2500〜3500m」と紹介されることもありますよね。
しかし,私の経験からはっきり言えるのは:
1500〜2000mでも,しっかり成果は出ます。
この記事では,マスターズスイマーにとっての「適切な練習量」と「考え方」について解説します。
目次
練習距離の分類と考え方
分類 | 典型的なスタイル | 特徴 |
---|---|---|
量重視型(伝統的) | 3000m前後を週5回以上 | 心肺持久力+レース耐性を鍛える |
質重視型(現代的) | 1500〜2000mで内容を精選 | フォーム・再現性・爆発力を重視 |
時間重視型(生活両立) | 60分で完結(距離は問わず) | 継続性・モチベーション維持に最適 |
社会人マスターズに合うのは「質重視型」
- 仕事終わりに泳ぐと,体力的に長距離はキツい
- 頻度は週3〜4回が限界
- ケガを避け,フォームやスピード感を大事にしたい
こうした理由から,私自身も 1回1500〜2000mに設計した高密度メニューを採用しています。
🏊 実際に成果は出るのか?
私は2025年6月の大会で,100m自由形で59.95秒を記録しました。
当日のコンディションや戦略,すべて含めてベストの泳ぎができたと感じています。
その直前の練習は,どれも 1500〜2000m程度。
たとえば:
- Drill+Form Swim中心(EN1〜EN2)
- 25m×6本スプリント(@2’00)
- Descend 50m×3(33→30秒)
- Pull/Kickのテンポ練習(EN2)
こうした メリハリある練習設計で,無理なく,でも確実に仕上げていくスタイルです。
よくある誤解
「でもやっぱり,上級者って距離多いんじゃ?」
もちろん,競泳現役並みの体力があれば可能です。
でもマスターズの魅力は,「自分に合った方法でベストを目指せる」こと。
✔️ 時間がなくても
✔️ 長距離が苦手でも
✔️ 疲労やケガを避けたい人でも
質を高めれば,2000mでも十分上級レベルに近づけます。
🔍 比較まとめ
練習距離 | スタイル | 適している人 |
---|---|---|
2500〜3500m | 従来型の上級 | 時間と体力に余裕のある人 |
1500〜2000m | 質重視型上級 | 効率よくベストを目指したい社会人 |
1000〜1500m | 中級・維持型 | 健康志向やリハビリ中の方など |
まとめ
- マスターズ水泳では「練習距離の多さ=強さ」ではありません。
- 社会人だからこそ,「短くても中身の濃い練習」が力になります。
- 私自身,1500〜2000mでベスト更新を達成しました。
今後も,質を重視した練習で進化を目指していきます!
ご自身の練習スタイルに悩んでいる方,ぜひコメントでご相談ください。
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