こんにちは,「泳ぐ課長の水中戦略課」です。
水泳でキャッチの質を上げるために欠かせないのが,肩甲骨と体幹の柔軟性・安定性です。
なぜなら,これらが硬い・弱いとこんな問題が起こるからです。
- 腕を回しても推進力が出ない
- ピッチが上がらず,後半で失速
- 腰が反ってストリームラインが崩れる
この記事では,肩甲骨の動きを改善し,体幹を強化する10の実践メニューを紹介します。
練習前後に10分で取り入れられる内容なので,今日から取り組めます!
目次
なぜ肩甲骨と体幹が重要なのか?
- キャッチ効率が上がる:しっかり水をつかめる
- ストリームラインが安定する:姿勢が崩れにくい
- 疲労軽減・ケガ予防:肩や腰への負担を減らせる
水を「押す」だけでなく,「体幹で支えて全身で引く」感覚が速さにつながります。
柔軟性ストレッチ4選(泳ぐ前におすすめ)
① キャット&ドッグ
- 方法:四つん這いで背中を丸める→反らすをゆっくり繰り返す
- 目的:胸椎・肩甲骨周りの可動域UP
② 肩甲骨まわし
- 方法:両肘を曲げ,肩で円を描くように大きく回す
- 目的:肩甲骨を動かす感覚をつかむ
③ 胸椎ひねりストレッチ
- 方法:四つん這いから片腕を天井へ回し,胸を開く
- 目的:胸郭・肩甲骨の回旋をスムーズにする
④ ラットストレッチ
- 方法:両手を壁やベンチに置き,お尻を引いて背中を伸ばす
- 目的:広背筋の柔軟性UP
肩甲骨&体幹トレーニング6選(泳ぐ前 or 陸トレに)
⑤ バンドプルアパート
- 方法:チューブを両手で持ち,引きながら肩甲骨を寄せる
- 目的:肩甲骨の安定性と背中の筋力強化
⑥ フェイスプル
- 方法:ゴムチューブを顔の高さで引き,肩甲骨を寄せる
- 目的:肩の外旋筋群を鍛え,肩の安定性を高める
⑦ スカプラ・プッシュアップ(肩甲骨腕立て)
- 方法:腕立ての姿勢で肩甲骨を寄せる→開く動作を繰り返す
- 目的:肩甲骨の動きと体幹の連動強化
⑧ プランク+ショルダータップ
- 方法:プランク姿勢で片手を交互に肩にタッチ
- 目的:体幹安定性とバランス感覚UP
⑨ バードドッグ
- 方法:四つん這いから片腕と反対の脚を同時に伸ばす
- 目的:体幹の安定と肩甲骨のコントロール向上
⑩ ワイドプッシュアップ
- 方法:手幅を広めにして腕立て伏せ,胸と肩を大きく動かす
- 目的:胸筋+肩甲骨の可動域を同時に鍛える
トレーニングのポイント
- 柔軟性→筋力の順で実施
- 1種目あたり30秒〜1分でOK
- 合計10分で効果を実感
まとめ
肩甲骨と体幹を整えることは,キャッチの質を高め,フォームを安定させるカギです。
「柔軟性+筋力」を意識して,練習の質を一段階アップさせましょう!
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